読み込めなくなったHDDをデータを消さずに復旧したい(未解決)その2
これは日記であり、解決方法を示してはいません!
前置き
Windows11で内臓HDD(データ保存用)を外付けUSBで繋げたら読めなくなった話の2回目。
↓前回 magokoro-magon.hatenablog.jp
HDDが読めなくなった時にまずやること
- クローンの作成
- パーティション情報の保存
- ファイルの復元
使うツール(フリーソフトのみ)
- TestDisk(パーティションの情報を保存したり修正したりするのに使う)
- Active@Disk Editor(ハードディスクの中身を見るのに使う)
Active@ Disk Editor - Freeware Hex Viewer & Hex Editor for raw sectors/clusters
- Macrium Reflect Free(クローンを作るのに使う)
Macrium Software | Reflect Free Edition
HDDのデータを復旧するまでの道のり
読めなくなったHDDを操作しない
まずクローンしよう。
元のHDDをいじくり倒すとどんどん壊れていくのでクローンしてから作業しよう。
別の使ってないHDDがあるなら機械でクローンしてもいい。ソフトでクローンするより早い。(1TBで3時間くらい)
ソフトクローンの前準備
8TBのHDD上に仮想ディスクを作ってそこに1TBのHDDをクローンすることにした。
まずWindowsの「ディスクの管理」で作る。
「操作」メニューで「VHDの作成」を選ぶ。
サイズは元のHDDより大きくしておけばいい。
「仮想ハードディスクの種類」で「容量固定」を選んでしまうと、指定したサイズでVHDXファイルを作りはじめるのでめっちゃ時間がかかる。
すぐにやめたけど、1TBで数時間はかかりそうだった。
「可変容量」だと数秒で出来る。
パーティションを保存する
とりあえず今のパーティション情報を保存しておこう。
TestDiskでBack Upをしておく。
もしパーティションが見れない状況になっていたらQuick Searchしよう。
まずは「正しいと思われるパーティション情報」を手元に置いておくのだ。
色々やってると意図せずパーティションの終了セクタの位置がずれたりする。
自分の場合はDataパーティションが1MB分減った。
ソフトでクローンする
ファイルシステムを読んでコピーするんじゃなくて、セクタ丸ごとコピーね。
WDのHDDに付いてきた「Acronis True Image for Western Ditigal」でクローンしたらパーティションの順番が入れ替わったのでこれは正しくないのかもしれない。
なのでMacriumを使うことにした。
デフォルトがファイルシステムに従ってクローン(インテリジェントセクタコピー)するようになってるので、ここは変える。
クローン先を選ぶときに「高度な設定」的なのが左下にあるので、そこで設定する。
設定でクローン完了時にメールを送ることができるが、これは有料機能らしい。
クローンの余談
実はMacriumを使う前にdisk2vhdxを使ってvhdxイメージを作ってた。
Microsoft公式というよりは、Microsoftの偉い人が個人的に作ったツールっぽい。
Microsoftのサイトからダウンロードできる。
Disk2vhd - Windows Sysinternals | Microsoft Learn
このvhdxイメージからもファイルは復元できたのだが、セクタの完全コピーではないのか、一部のセクタが0で埋められていた。
ファイルを復元してみる
このvhdxをマウントしてTestDiskに同梱されている「PhotoRec」を使いファイルを復元することができた。
この復元はあくまでもHDD上に生き残ってるデータを吸い出すツールなので、フォルダ構造やファイル名は復元できない。
失敗した
Macriumでクローン中にHDDスタンドの電源が切れた。
そのまま電源が入らなくなった。
交換して再度クローンに挑戦しようとしたけど、なぜかHDDのパーティションがおかしくなっていた。
続く